インドカディ、インド雑貨の専門店 manishanisha(マニーシャニーシャ) は、現在準備中です。

2019/06/11 01:23


WomenWeaveとはまた別に、アメダバードにあるオーガニックカディを扱う会社とも連絡を取っていました。

マヘシュワールへの強行日帰りカディ旅行の後、オーガニックファームから自社製品を生産している、
私がどこかにいく度に種をねだる種好きのプネの親友が、
「来月アメダバードの大学で、オーガニック・シードのイベントがあるから行くけど、一緒に行く?」
と、聞いてきたので、これはまた良い機会!と思い、第二段カディ旅行を計画。

前回のバス旅行が快適だったので、今回も行きはバス、帰りは友達と一緒の便で飛行機でプネに戻ること
にしました。カディの会社に訪問のアポを取り、アメダバードでの宿泊は友達の友達の家に泊めてもらう
ことになり、準備万端でプネから夜行バスに乗り込みました。

今回は、少しの遅れはあったものの、パニックに陥ること無くにバスに乗れ、スムーズに進むかと思いきや、
金曜の夜のせいもあって、まさかの大渋滞・・・。プネを出るまでにも時間がかかり、朝になってもバスは
まだアメダバードに到着せず、アメダバードの市内に着いても、道路整備のためバスは大回りをしないと
いけなくなり、10時間程度のバス旅行の予定が、14時間以上・・・。
着いたら着いたで、ネットは繋がらないわ、全く場所の検討はつかないわでまたパニック。バスに最後まで
乗り合わせた、唯一英語が通じるアメダバード出身の女の子の協力のもと、住所を告げてオートに乗り込んだ
ものの、「OK,OK」と調子の良いことしか言わないドライバーは散々道に迷い、さらに1時間ほどロス。
やっとの思いで目的地に辿り着いたはいいけれど、「知っている」といっておきながら結局道に迷って、
散々遠回りした分まで請求され(毎度のことですが)、ドライバーに激怒(もう、疲れます・・・。)

荷物を置いて、シャワーを浴び、長い時間待っていてくれた友達と、見も知らない私を快く受け入れてくれた
立派な家の持ち主と一緒にお昼ご飯を食べ、少し休んでから約束をしていたカディの会社を訪ねました。
小さなオフィスを市内に構えるその会社は、小さい会社ではありますが、日本を含む海外に顧客を持ち、
製品と品質に対しても、信頼できるセンスと姿勢が、話をしながらすぐに感じとることができました。
なので、デザイン等の詳細はさておき、manishanishaのオリジナル商品をその会社で作ってもらうことを
その場で即決しました。

*織りの模様のデザインから色、すべてが決まるまで数ヵ月かけてやりとりをし、manishanishaオリジナル
の多目的タオルを第1作目、次にバスローブが完成しました。オーダーしてから、アメダバードの市外に
ある村で、地元の職人によって一から作業が行われます。(今回は時間がなく、残念ながら製作所の訪問が
できませんでしたが、ビデオを見せてもらいました。)
タオルとして織り上げてもらった布は、インドの他のカディであまり見られないタイプで、通気性が良く、
薄くて柔らかなメッシュ状に織られています。最初のオーダーは、オーガニックのローコットンに、柄の色を
インディゴとチャコールの2色にしました。もちろん自然染めです。デザイン決定からタオル30枚分の生地を
織り上げるまでには、約2ヶ月要します。

実りあるカディ・ミーティングを終えて友達の待つ家に戻ると、その友達に、
「明日は朝5時からヘリテージウォークのツアーを予約しておいたから。」、と告げられ
(全然興味なかったのに・・・。)、夕食後には疲労も限界に来てその日は早々に就寝。

翌朝は4時に起きて、友達とツアーガイドの3人で、アメダバードの古いお寺、細分化されていた古い町中、
大きなモスク等を散策し、明るくなる頃にまた家に戻り、少し休んでから、地元の大学とオーガニック農協団体が
開催するオーガニック・シードメインのイベントへ。友達から、「カディも売っているよ。」と聞いていたので、
ワクワクしながら向かいました。
思ったよりも広く、種のセクション、食のセクション、そして実演かねたカディ&オーガニックコットンのセクション
が設けられていました。友達は種に釘付け、私は狭いカディセクションをうろうろ。

そこではオーガニックカディのショールとハンカチ数枚を購入。「カードが使える」という友達の言葉を
信じていたのですが、まさかのカード払い不可だったため、現金の持ち合わせがなかった私は、数枚しか
オーガニックカディ・コットン商品を購入する事ができませんでしたが、デザイン、質共に、町中のお店
では手に入らない、ユニークで高品質のものが多く、また生産者から直接買える、という目に見える手仕事
と温もりが感じられる貴重な場でもありました。


タイトではあったものの、充実した第二段カディ・ツアーを終え、帰りは飛行機で快適にプネに戻りました。

現在、自然染めのオーガニックカディ新製品、試作中ですので、完成までしばしお待ちください☆