インドカディ、インド雑貨の専門店 manishanisha(マニーシャニーシャ) は、現在準備中です。

2019/08/02 19:00


日本では、”白髪染め”としてのイメージが強い”ヘナ”ですが、多くの効能があることを
ご存知でしょうか?

インド近隣諸国、中東、北アフリカに多く育成する植物”ヘナ”。ヒンディー語では
”メヘンディ”と呼ばれ、婚礼時のボディー・アートとしての利用の方が盛んなため、
インドでは体に施されるヘナは、”メヘンディ”と呼ばれることが多いです。

髪の毛に使用すると、天然のカラーとしてだけではなく、トリートメント効果があり、
抜け毛やフケを防ぎ、頭皮の痒みにも効きます。白髪が赤く染まる事に抵抗がある方
は、最近は他の天然ハーブが調合されて、黒や茶色等自然な色になるものも流通して
いるので、そちらを試したらいいかもしれませんね。インドでも、真っ赤っかな髪の
毛の人を見かけるは、少なくなってきて、最近はみんな美容院に行って一般的なヘア
カラーをする人が多くなってきているようです。私はまだ白髪染めをしたことがない
ので、時々トリートメントとして使うくらいですが、遠くは無いその時が来たら、
やはり真っ赤な毛にするよりは、他の天然ハーブが配合された黒髪になるヘナに
したいと思います・・・。

さて、髪の毛にだけにではないヘナ。インドや近隣諸国、中近東(イスラム圏)では、
”消えるタトゥー”と形容される”メヘンディ”としてもポピュラーです。映画や、各国の
お祝い事の場面で目にしたことのある方も多いかと思います。

Image result for mehendi
女性の手や足に施された精密なデザイン。これも全て”ヘナ”をペーストにしたもので
描かれますが、体に施す緻密なデザインには、コーンタイプのもの使うのが主流です。
手頃で便利ではあるのですが、日本のワサビチューブの類と同様、やはりケミカルな
ものが混じっているのが多いので、私は混じり物なしのタイプを使うようにしています。
今では粉末上になったものを、ペースト状にして使用するのが一般的ですが、今でも
植物としての”ヘナ”が身近な地域では、女性達が新鮮な葉を擂ってペースト状にし、
何人かで集まってボディー・アートを楽しむ光景が見られます。そして、新鮮なヘナで
描かれたものは、発色が美しく、市販のものより大分長く肌に残ります。
ボディ・アートとして有名なヘナですが、アートとしてだけではなく、肌や精神、
体内の器官にきかける多くの効能があるのです。

髪の毛に使用される以外の効能をざっとあげると、

1.頭痛や熱を解消
2.関節炎の痛みを和らげる
 ヘナを手に塗ると、神経に与える冷却効果により、身体をリラックスさせ、
 関節炎の症状を軽減。
3.伝統的な治療薬として
 開いた傷口の凝固剤、火傷や湿疹を鎮める湿布剤として使用されます。
4.健康な歯茎
 ヘナの葉を噛むことは、歯周病のリスクを減らし、口内炎を治療すると
 言われています。
5.ピッタの上昇を抑える
 ヘナから抽出される精油は、宗教的な儀式や祈りのためにインドで使われ
 ています。体の持つを高め、怒りやイライラなどの不の感情を鎮め、悟り
 へと誘います。
6.おむつかぶれに
 炎症を起こした部分にヘナパウダーを少し患部にかけます。
7.赤痢の治療
8.解毒剤として
 ヘナの樹皮や葉を水に浸して、その抽出液を服用することで、脾臓や肝臓の
 健康状態が改善されます。
9.血圧を調整
 ヘナ水または種の服用によって、心血管系へのストレスが取り除かれ、血圧を
 下げる働きがされます。心臓や動脈に血小板が蓄積するのを防ぎ、心臓発作や
 脳卒中を防ぎます。

”装飾”としてだけではなく、体内外の浄化、不安定な精神状態を和らげる効能、
体を怪我や悪いものから守る、という理由が根底にあり、今でもインドを始め
多くの国で、婚礼時に新郎新婦に施されるのが風習となっています。

そんな多くの効能にあやかりたいのはもちろんなのですが、私にとって何より
魅力的なのは、やはりその色と美しさです。デザイン本を買って、見よう見まね
で初めて自分で自分に”メヘンディ”を施したのは10年前。今でもタトゥーに対して
の偏見が強い日本では、消えるとしても、マニュキュア以外に手に装飾を施す
なんてもってのほか。日本いいる間はしばらく封印していましたが、去年久しぶり
に思い立って、手と足に施しました。
 
インドのメヘンディのプロは、このくらいなら小1時間でささっと仕上げてしまい
ますが、私はまだまだ未熟者のため、2時間くらい要します。描き終わって、ヘナが
乾いてたら、レモン汁と砂糖を混ぜた液体でカバーをし、(剥がれなくなります)
そのまま一晩。
(その間はもちろん服の脱ぎ着る等の動作、水を使うこともできません・・・)

雨の日に、家に閉じこもりで退屈をしていたので、足にまで描いてみました。

翌日にヘナを剥がすと、こんな感じになります。

すぐにオイルを塗って、その日は極力水に当たらないにすると、色が馴染んでもっと
濃い赤茶色になります。
写真で見ていただける通り、ヘナは爪にも綺麗な色を残し、爪や甘皮を健康にもして
くれます。

今モンスーン真っ盛りのプネ。日照時間が少なく毎日雨で、日光を浴びないと元気が
出ない私は、本当に何もやる気せず、気分が沈みがち。そんなところに、昨日たまたま
薬局で目に入ったヘナ・コーンを手にし、”そうだ、メヘンディをやろう!” と 
思い立ち、仕事の後に数時間かけて左手の平と甲にメヘンディを施しました。
 
インスタグラムのお知らせを見て、去年と全く同じに日にメヘンディをしていた事が判明。

何も考えずに打ち込める、この時期に一番の暇つぶし兼アート・ワークでもありますが、
左手、足と施すと、もう他に自分で描ける場所が無く、消えるまで2週間弱待たなければ
いけません・・・・。

左利きになる練習でもしようかな。