インドカディ、インド雑貨の専門店 manishanisha(マニーシャニーシャ) は、現在準備中です。

2019/08/19 21:16

久しぶりにデリー&ラジャスターンに、買い付け兼観光に行ってきました。

早朝発着の飛行機だったため、デリー初日は寝不足と疲れはあったものの、雨続きのプネでの
生活で心身共に調子が悪かったところに、久しぶりに太陽を浴びた途端に、旅行モードと共に
気分が一気に上がりました。

チェックインの時間よりも4時間早くホテルに着いたのですが、ありがたい事に、ホテルの人が
快く直ぐ部屋に通してくれました。いい加減な事が多々あり文句の耐えないインド生活ですが、
こういう融通の利く所はインドの良いところです。

シャワーを浴びて一息ついて、前もってチェックしていたホテルの近くの南インド料理屋さんに、
朝食をとりに行きました。

メニューを見て、あまりの値段の高さにびっくりしましたが、”初日の朝だし、まぁいいか”、
とプレーンドーサとワラを一つ注文。
バターミルクをサービスで出してくれる、高級南インドレストランなのですが、プレーンドーサ
120ルピー、ワラ1つ60ルピー、フィルターコーヒー60ルピー+tax、という強気な値段設定でした。
これがケララだったら、全て半額以下なのに・・・。
レストランは、裕福そうなインド人客で賑わっていましたが、北インド人よりもはるかに南インド
料理を知る(と自負している)私にとっては、あまり金額に値しないかな、という感想でした。

朝食のあと、疲れと目のひどい痛みのため、ホテルのベッドで横になっていたら、あっという間に
夕方になってしまいました。その日は夜予定があったのですが、とりあえず1箇所はハンディクラフト・
マーケットをチェックしておきたかったので、ホテルから遠くない、Janpathマーケットにオートで
行ってみました。

大通り沿いにはお土産屋さんが立ち並び、その通りを横に入ると、平行して何本かの道にも露店が
並んでいました。大通り沿いは、外国人観光客をターゲットに工芸品を高額で売る路面店が並び、
横道に入った方に立ち並ぶ露店では、安い洋服やアクセサリー、生活用品等が売られ、大衆向けな
感じでした。

とりあえず隅から隅まで物色してみましたが、全く心引かれる物に出会えず・・・。
半ばあきらめかけていたところで、私の足を止めるものを見つけました。


インドを旅していると、何度も目にする機会があるこの刺繍。
南部および中央インドに住む、ランバディ又はバンジャラスと呼ばれる半遊牧民の部族の
女性達により、14種類のステッチのカラフルな刺繍に、鏡、貝殻、ウールのタッセル、ビーズ、
コインなどの装飾が施されます。かつては、衣服の一部として身に着けられていましたが、
今日では、バッグやポーチ、ストール、クッションカバー等、生活用品やファッションの一部
としても使用されています。

見るたびに可愛いなぁ、欲しいなぁと思いつつ、自分で買ったことのなかったランバディ刺繍。
インド各州の工芸品が手に入るデリーならではのいい機会と思い、カルナタカ州から行商に来て
いた女性の持つ宝の山を掘り返し、選びに選んで気に入ったものを4点に絞りました。
4点とも、数十年前に縫われたアンティーク。

満足をしてホテルに帰ろうと、メインの通りを駅に向かって歩いているところに出会ったのが、
前に日本から来た友達が捜し求めていた、インドでは ”マンダラ” とも呼ばれるワイヤーで
作られた玩具を見つけました。球体や蓮、ドラム、惑星など、37もの多面体の幾何学模様を作り
出せ、古代インドやチベット密教の瞑想の道具として使われていたといわれる、真鍮ワイヤー製の
”マンダラ” を代々作り続けている家族の手作りです。真鍮とステンレスの2種をいくつか購入。


美しくも奥が深い、玩具というよりは、芸術品ともいえる ”マンダラ”、スマートフォンに
依存する人が多いこの時代に、たまには携帯電話を手放し、自分の手によって造りだす”アート”を、
子供から大人まで楽しんでいただきたいです。

買い物を済ませると、帰りはメトロでホテルに戻りました。デリーはUberやOlaなどのタクシーは
もちろん、日本が支援した地下鉄が何線か走っているので、移動がとても便利です。

次の日は、会った事のない、友達の友達がわざわざ1時間以上かけて私に会いに来てくれ、聖人
スワミ・ナラヤンの信仰の基に造られた世界最大級のヒンズー寺、アクシャルダムへ観光に行って
きました。とても美しくも巨大な、アミューズメントパークのようなお寺で、
各展示会場を周っていたら、あっというまに一日が過ぎてしまいました。そして、残念な事に電気
器具持込禁止なため、写真撮影不可。

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なんだかんだとデリーの2日はあっという間に終わってしまい、次はジャイプールへと向かいました。