インドカディ、インド雑貨の専門店 manishanisha(マニーシャニーシャ) は、現在準備中です。

2019/09/19 20:20


ムガル帝国時代に、諸外国から紹介され、発展し、今ではインドの伝統工芸の一つとなった
ものの中に、セラミック(陶磁器)があります。

代表的なものに、その青が有名な、ジャイプールの“ブルーポッテリー”が挙げられますが、
それ以外にも、インドの各地でハンドペイントを施したセラミック製品が多く作られています。

インドに広まったセラミックの歴史は、もとを辿ると、ペルシャを起源にモンゴルで発展し、
オスマン帝国から伝わった技術、エジプトやシリアの職人によってもたらされた技術がベース
になっていると言われています。


どの国にいても、スパイスが台所に揃っていないと落ち着かない私にとって、スパイスを保存
する入れ物選びもとても大切です。アンチ・プラスティック派なので、食器はもちろん、保存
容器もガラス製かセラミックを使用しています。

大好きな食器の中でも、私が一番好きなのが “蓋もの”。

インドの生活を始めてから、インドの焼き物事情をとことん調べ、捜し歩いて、いくつか
お気に入りを見つけました。その中でも、一番愛用しているのが、Jaadiと呼ばれるセラミックの
蓋もの。基本的に形は円筒か円形で、大きさは薬味入れ程の小さいものから、キロ単位の容量の
大きいものまでさまざま。
色は茶色と白のツートーンで、手作りならではの愛らしいぼってり感があり、洋風のキッチンに
も違和感のなくしっくりくるデザインです。

  
(同じデザインでも、作られる場所やメーカーが違ったりもします)

プネでは、植木屋さん(植木と共に素焼き・セラミック用品がよく一緒に売られている)や、
生活雑貨店で購入でき、値段もお手頃なので、インドの家庭でも、ピクルスやギーなどの
食品の保存によく使われています。

形が一つづつ歪なものが多いので、密封が必要な食品の保存にはあまり適していませんが、
私は
スパイスや塩、お米や粉類、漬物などの保存に幅広く愛用しています。


シンプルで使い勝手の良いJaadiのほかに、私がいくつか使っているのが、ウッタル・プラデーシュ州
で製造される、長い歴史を持つクルジャ陶器。

“ブルーポッテリー”に近いデザインから、幾何学的なデザインまで幅広くありますが、2色使いの
シンプルなJaadiに対して、カラフルでポップなものが多いので、全部が全部私の好みではありませんが、
蓋と本体のサイズにズレが多く見られるJaadiよりは、形が均等で、蓋ものの口が広いので、オリーブや
味噌、自家製生七味のような調味料を作ったときの保存に活用しています。


こんな感じのスタイリッシュだったり、どこかヨーロッパ調のものも。

今回manishanishaでご紹介する商品も、そんなインドの伝統的なセラミック工芸品です。


鮮やかさと素朴さを両方持つ、どこか愛嬌のあるインドのハンドペイントのセラミック用品。

お台所に彩と笑みを与えてくれます。