インドカディ、インド雑貨の専門店 manishanisha(マニーシャニーシャ) は、現在準備中です。

2019/10/08 17:25


プネでの生活が少し落ち着いた頃に、ヒンディー語の勉強がしたいと思い、
facebookでプネの”Expat Club”(国際色豊かなメンバーが情報交換をするページ)に
私の料理や工芸品の写真と共に投稿した記事を見て、連絡をくれた多くの人の
中で、一目会ったその時から、恋ではなくとも仲良くなったBharti。
お互い美や創作に対する意欲が高く、多くを語らなくとも、分かり合える、
価値観の近い貴重なインド人の友達の一人です。

今回は、プネで唯一無二のPerfumerでありながら、私の親友でもある、
Bhartiについて書きたいと思います。

ナイジェリアで生まれ、イギリスの名門美術大学、セントラル・セントマーチンで
美術を学んだ、生まれ持ったセンスと探究心だけではなく、教養のある彼女。
シンガポールでコンテンポラリーアートの修士課程を修了した後は、東南アジアを
中心に各国で開催される美術に係る展示会を訪れ、美術評論家として多くの執筆活動
を行っていたそうです。


20代前半には、アーティストとしての道を考えていたものの、自分にとっての
 “アート”
 が何かが定まらず、学び続ける中で模索を続けながら、言葉で表現
することの限界、
アートシーンの変動にも疑問を感じ始めた頃、新しい知識と
経験を積むために、フィールド
と視野を広げ始め、“母国“となるインドに移住し、
根を下ろす事を決意。

もとから料理好きだったため、新しいジャンルの料理にもいろいろと挑戦を
始めるうちに、
保存食、酵母作りのような、一から自分の手で行うモノ作りの
楽しさ、食物自体の力で起こる
”発酵”の魔法を見出しました。

彼女自身が市販の薬にアレルギー反応を起こす体質から、アロマテラピーに興味を
持ち始め、
そこから探求家の精神が、植物の持つ効能と、天然の“香り”の世界に
彼女を導きました。


甘いもの好きな彼女、最初は食用のハーブの精油をブレンドしてスプレーを作り、
自分の好きな
デザートやスープへの香り付けとして楽しんでいたそうです。
ある時、“食べ物” を ”香り” で表現する、というアイデアがひらめき、そこから彼女
にしか作れない
オリジナルの、スパイスと柑橘の香りが利いた練り香水、
“グリーン・チャツネ” が生まれました。


その他、彼女の友達のフランス人が形容した、“雨の日のバンガロールの、ゴミ、お香、
どこからか
ほんのりと空気に漂う花の香りが入りまざった、混沌とした町の香り”、
という表現から作られた、
“バンガロール・レイン” 等、彼女の独創的なアイデアとセンス、
そして知識の基作られるブレンドは、
他には類のない芸術的な“香水”です。

直接会わずとも、「こんな感じで」とか、その場で「これとこれが好き」、というような
リクエストにも対応し、世界で一つの自分だけの “香り” も作ってくれます。

  
最近作ってくれた、ローズ&レモンの練り香水。
数年前に代々木公園で行われたイベント、ナマステ・インディアで買った、
サンダルウッドの入れ物に入れてもらいました。

彼女の作る練り香水は、彼女が選んだ美しいシルバー製の入れ物に入れられ、彼女が
手縫いで仕上げた、シルクや刺繍の施された生地の巾着袋とともに

 ”Litrahb Perfumery" の製品として届けられます。


練り香水の基本的な材料は、蜜蝋、ホホバオイル等のキャリアオイル。

彼女のすごいところは、インドでは手に入らないヨーロッパの高品質の精油や、
インド国内でも
原材料と製造過程に間違いのない、伝統的な手法で作られる精油を
使っているのはもちろん、
自らも植物やスパイスを使って、数ヶ月時間をかけて香りの
抽出をしているところです。

そんな彼女の活動が映像となり、YouTube でご覧いただけます。

https://www.youtube.com/watch?v=lvn9AWq9Y0I

とても良くできたフィルムで、あと何シリーズか撮影される予定だったらしいのですが、
残念なことに
途中で中断となってしまったらしいです・・・。

海外発送もしているので、ご興味のある方は是非彼女のサイトを訪れてみてください。
(英語対応のみですが、ご要望があれば私が対応します!)
https://litrahbperfumery.com/about/