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2019/12/14 01:17


インド=ヒンズー教=牛=神様

インドに来たことの無い人でも知っている定説。

牧場だろうが、街中だろうが、住宅地だろうが、インドで牛を見かけない場所は
ほとんどありません。
車道だろうがが、細道だろうが、人の家の軒先だろうが、お構い無しに歩き、
時には頑なにその場を動かず、眠り、そして大きな落し物をするマイペースな
愛すべき神たちの姿が、そこかしこに。


(ちなみに水牛は、神とは扱われないらしいです。)

そんなインドの神の化身ですが、なんと姿形だけではないのです。

「神は牛の糞の中に住んでいる」
そう断言するのは、研究者だけではありません。
何千年も前に書かれたアユルベーダの聖典にも記録があるほど、牛の糞・尿・ミルク
には浄化やヒーリング効果が高いと言われています。
日本でも ”尿健康法” たるものが話題になった時があったように、ここインドでも、
毎日牛の尿を飲んで病気を治したり、健康を維持している人達が少なくはないのです。

牛の糞や尿が大地に栄養を与える肥料になるのはもちろんですが、口臭から癌まで、
多くの病気の治癒に効果があるという化学的な根拠を元に、最近では医薬品としての
研究、開発はもちろん、牛の排泄物と薬草を混ぜ、石鹸、シャンプー、歯磨き粉、
お香、蚊取り線香等、幅広く製品が作られています。

アユルベーダ歴が長い私ですが、ギーを顔に塗ったり、摂取し、牛糞は乾燥させた
もの(カウ・ダン)を時々お香代わりに焚くだけで、牛糞尿製品を身体に使うこと
は今までありませんでした。


(こんな感じで、カウ・ダンが売られています。)

最近近所にオープンした、アユルベーダ薬局で、初めて牛(cow-based)製品を手に
しました。

牛糞石鹸、牛糞・尿・ギーベースで作られたボディローション、牛糞蚊取り線香。
(*左上のはハーバル粉石鹸で牛糞等は含まれていません。)

まずは石鹸から使いました。
全く牛の糞らしき匂い(本来あまり匂いませんが)は感じられず、泡立ちが少なく、
まさに、”無添加・ハンドメイド” という感じで、すごく良いです!
普段石鹸をほとんど使わない私ですが、手足や顔を洗う時の愛用品になりました。

そして、ローション。肌にしっとりと馴染んでいいはいいのですが、こちらは
匂いがキツイ・・・。原料を知っているだけに、尿臭さが気になります。
が、とにかく毎日体に塗っています。

牛の尿は、蒸留して不純物を取り除き、決まった時間に摂取された糞は、一週間
以上乾燥させ、そのあと高温で有害なバクテリアや細菌を殺し、最終的にハーブや
他の成分と混合し、製品となるそうです。


「新鮮な牛糞は、抗菌作用があり、傷を癒す。そして乾燥させた牛糞は皮膚の
 古い角質を取り除き、血液循環を改善するための素晴らしいスクラブになる。」
 


さすがに街中を徘徊し、ゴミを食べ漁る神々の落し物には効能は期待できませんが、
広い草原で伸び伸びと草を食み、大事に育てられた牛たちからは大きな恩恵を受ける
事ができそうです。

その体の全てで人間に栄養と健康を与えてくれる、牛。

まさに神様です。