インドカディ、インド雑貨の専門店 manishanisha(マニーシャニーシャ) は、現在準備中です。

2020/02/10 18:06

「そうだ、浴衣作ろう!」

と、思い立ったある土曜日の午後、カディの生地屋さんへ足を運びました。

前回のイカットに続き、今回私が選んだのは ”カラムカリ”。
上の写真の2つのパターンのどちらかを選ぶのに散々迷った末、結局両方
買いました。

どちらも去年作った黄色の帯にも合うし、左の濃萌黄色ベースの方は日本から
持ってきた赤い帯にも合うし。何より両方柄が素敵でどちらかには決められ
ませんでした。お店の人まで「どっちもいい生地だよ!」なんて言うし。

早速家に帰って、浴衣作りで一番嫌いな工程の、裁断に取り掛かりました。
柄が柄なだけに、日本の浴衣作りの際に大事な「柄合わせ」をしなくていい
だけましですが、いつもこの出だしでくじけそうになります・・・。


日本の親友からもらった、浴衣の型紙を利用していますが、日本から持ってきた、
この浴衣もいつもお手本にしています。

日本舞踊を習っていた時のお稽古着。
着ている当時は、子供だったのもあって、その浴衣に対しては、正直何も
感じていませんでした。
発表会のときに着る豪華な着物と全く違って、柄はワンパターンだし、
藍色と白の2色という地味さ。

自分でお裁縫を始めて、ファブリックのことについても色々と学び、ものの
良し悪しがわかるようになった今、何十年も前に手縫いで作られたこの浴衣を
改めて見て、触って、着てみると、縫製の素晴らしさはもちろん、木綿の質の良さ、
褪せない藍色の美しさに、初めて気づかされました。
この肌触りの良さは、今出回っている浴衣では感じられないかと思います。


母の裁縫箱を漁って、こんな年代モノの糸たちを見つけたので、インドに持ち
帰って来ました。インドではインドのファブリックを使いますが、裁縫道具は、
裁ち鋏、糸切り鋏、針、糸に渡り、日本製のものをいつも使っています。


なんとか裁断を終え、また次に苦痛ともいえる工程が、布端の始末・・・。
この工程くらいミシンがあったらミシンでいいのになぁ、といつも思うのですが、
ないものはない、ということで切り分けた10ピースの生地の端を纏るのに、
ひたすらチクチク。


無心に縫えばいいだけなので、楽と言えば楽なのですが。瞑想のようだし。
(初日は腰を痛めました・・・)

全てのパーツの端の始末が済めば、あとは組み立てるだけ!
そこからは、あっという間でした。


今回は約5日で完成しました。
今回、襟付けに手こづり、ちょっと自分的に気になる部分が残る仕上がりになって
しまいましたが、全体的に前回よりもしかっりできたかな、という満足感はあります。

ちょうどこの浴衣ができた矢先に、近所の中の良い友達に、
「土曜日、ムンバイの母校の卒業生の会で、スピーチ頼まれているから日帰りで
 行くんだけど、一緒に行く?」
という誘いが来たので、その会にこの浴衣で出席してきました。


このカディ・カラムカリの浴衣も、かなりの着心地の良さ!

この勢いで、もう一つの生地でも作らないと、思いつつもまた裁断から
始めることを考えると、腰があがりません・・・・。

そんな浴衣週間に、日本語家庭教師をしているインド人姉弟が家に来たときに、
浴衣を着せてあげました。


残念ながら私の浴衣は彼らには小さく、きちんと着せてあげる事ができません
でしたが、2人ともとても喜んでくれました。

少し生地が余ったので、プネのデザイナーの女の子に、ワンピースをオーダーしました。
どうなるか仕上がりが楽しみ!