インドカディ、インド雑貨の専門店 manishanisha(マニーシャニーシャ) は、現在準備中です。

2020/05/01 10:44

日本に帰って来てから、あっという間に1か月半が過ぎ、ついにGWにまで
突入してしましました・・・。
帰国以来、電車にも乗らず、友人も会わないという生活が続いていますが、
不思議と飽きることも、何の苦もありません。

インド生活が始まって以来、日本の祝日や連休、季節感と無縁だったため、
特にこれといって、「せっかく連休なのに・・・」と、何も惜しむことはなく、
むしろ毎日が祝日のような、今までの私の落ち着かない生活にはなかった平安
を感じ、日々感謝しながら過ごしています。

家族といる安心感はもちろんなのですが、近くに草木の多い大きな公園がある
のが、何よりも癒しになります。

公園の敷地内に小さな竹林があり、青々とした葉を茂らせたモミジや松の木、
ドングリの木に囲まれ、その静けさと新鮮な草木のいい香りに包まれながら
緑のトンネルを歩いていると、東京にいることを忘れてしまいます。

1か月前には、地面にちょこんと顔を出していただけの竹の子も、あっという
間にこんなに成長してしまいました。


そういえば、筍なんて何年も食べていない・・・。

中学時代からの友達で、今勝浦に住んでいる友達とチャットをしていた時に、
そんな話をしていたら、
「じゃあ、送ってあげるよ!」
と、彼女の家の敷地にある大きな竹林で取れた、新鮮な大きな竹の子を4つ、
すぐに送ってくれました。

早速、糠と唐辛子であく抜きをし(母の仕事)、次の日から毎日竹の子三昧でした。
 
 初日は母の作った、たけのこご飯。

それからは毎日、焼いて食べました。(一番好き)

私が今家族と生活を送っている場所は、私が一人で長年住んでいた同じ世田谷区
ではあるものの、武蔵野地域に近いため、自然が多く、自家栽培をしている農家
さんがたくさんいます。そのため、家の軒先、道端での野菜の無人販売が多く、
新鮮な野菜や切り花が安価で売られています。

いつもの散歩コースでいつも通る、ある立派なお家は、鶏を飼っていて、
有精卵の生みたての卵と、手入れが行き届いたお庭から取られた季節の花々を、
やはり無人販売しています。
意外なことに、目当てに来る人が多く、1パック500円という値段にも関わらず、
いつもあっという間に完売。


数日前に通りかかった、近所の農家さんでは、ちょうど庭から切ってきた
ばかりの、立派な菖蒲とジャーマンリリーを、家の軒先でおばあさんが丁寧に
整えていいました。(1束150円で購入)
やはり、お花屋さんで買うお花よりも生命力が強く、咲く前に取れて
しまった蕾すら花を咲かせてくれました。


最近は、毎日近所の農家さんから買ってきた花を、部屋に活けるようにしています。


毎日公園に森林浴に行ったり、緑豊かで閑静な近所を歩き回って、新しいものを
発見するのも毎日の楽しみではありますが、日本にいて、日本ならではの風情や
風習を、家族と楽しむのが何よりも楽しく、何年もの間片隅に追いやられていた
”日本人の心” が、少しずつ私の中核に戻ってくる感じがします。

この自分と向かい合う貴重な時間を与えてもらっていることに、本当に感謝
しなくてはいけませんね。


柏餅を作りたかったのですが、柏の葉が手に入らなかったため、姪の好きな苺で
苺大福を作りました。

大変な状況に置かれている方も多いとは思いますが、心に平穏を保ち、
マスクを外して、新鮮な空気を吸い込み、心の換気もお忘れなく!