インドカディ、インド雑貨の専門店 manishanisha(マニーシャニーシャ) は、現在準備中です。

2020/06/28 22:13


インドに置き去りになっている、沢山の生地、刺繍道具や工芸品。
新鮮な空気が通らない部屋に放置された、主のいない美しきモノたちの今の
状態を思うと、心配で心が痛みますが、窓やドアが閉まっていても入ってくる
砂埃や、もうそこまで来ているモンスーンの湿気にも負けずに、健気に主の帰り
をじっと我慢強く待っていてくれると信じています。


(切れ味とデザインの美しい、ドイツ製の鋏を買った記念に、こぎん刺しで
 鋏入れを作りました。)

いつまで続くかわからなかった日本での自粛生活、日本にいれば何でも手に
入るので、ほとんど困ることはなかったのですが、どうしても必要になった
ものが「洋服」です。

旅行先のイギリスから、スーツケースに入っていた私の洋服は、コートと
数枚の長袖のシャツ、ワンピース、ジーンズくらいで、夏服は全てインドの
部屋のクローゼットの中。
冬服は日本においてあるので、帰ってきた3月の時点ではよかったのですが、
(おしゃれをして外に出て人に会う機会もなかったし)
だんだんと暖かくなるにつれ、手持ちの自分の洋服と、姉の御下がりにも限界、
というか正直にいえば物足りなくなり、新しい洋服が欲しくなりました。
かといっても、お店はやっていない又はやっていても行きづらい状況だし、
オンラインショップは試してみたけれど、どれもいまいちだし・・・・。
そこでたどり着いた結果は、いつもの通り、
「ないのならば、自分で作ればいい!」でした。


日本での自粛生活の中、物持ちの良い母がしまい込んでいた、祖母の代からの
古い生地や、母が誰かから譲り受けた手芸用品で、いくつか洋服を仕立てて
みることにしました。

春夏の季節は、リネンを着るのが好きなので、リネンのパンツをまず作りました。

気に入っているパンツを見本に、適当に型をとり、Youtubeの動画を参考して、
手縫いで仕上げました。初めてのわりには、形もきれいで着心地も良く、大満足。


そのあとは、チュニック兼ワンピースをこぎん刺しを施して仕立てました。


裁断のときにうっかりと誤った個所に鋏を入れてしまい、予定より短くなって
しまったのですが、なんとかワンピースとしても着れる長さです。
(40過ぎても気にせず生足を出している私をお許しください。)

こっちもまあまあの出来かな、と思っています。

家族の評判も良かったので、調子とブームの勢いに乗って、3歳の姪にもワンピースを作成。


姉から借りた姪のワンピースを参考にして作ったのですが、完成して喜びもつかの間、
いざ姪に着せようとしたら、なんと頭が入らない・・・。
(伸縮性のない生地だったので、伸びず。)

危惧していたことだったので、対策として考えていた、「片方の肩を開いてボタン式に
変更」をすぐに実行。が、今度は腕周りにゆとりがなく、姪が嫌がって来てくれない、
という悲しい結果に・・・。姪がその気になって少し我慢して腕を通してくれたら、
多分着られると思うのですが、なんせ自分の好きなものしか身に着けたがらないお年頃、
未だに試してくれません・・・。(涙)デザインと縫製とも、「自分では良くできた」
と思っても、やはり洋服、特に子供服作りは難しいですね。

母には、昔バリで買ってきたバティックで、ワンピースを作りました。
ムームーチックな、母の夏の部屋着になりました。

裁縫の他に、久しぶりにマクロビ菓子も作っています。
カフェで働いていた時や、個人的にオーダーを受けた時に作っていた、私のオリジナルで
お気に入りでもある、「桜のスコーン」。
桜の時期には作らなかったのに、最近急に思い立って材料を揃えて焼きました。
本当は、私のこの「桜スコーン」を気に入ってくれていたある方に送ろうと思っていたの
ですが、その方の住所が手元から消えてしまったのです・・・。
最近昔の手紙や書類を整理した際に、どこかにしまい込んでしまったと思われます。
我ながら、忘れっぽい自分の素行に嫌気がさします・・・。



もしこのブログを読んでいただけたら、K様、今一度ご連絡をいただきたいです。