インドカディ、インド雑貨の専門店 manishanisha(マニーシャニーシャ) は、現在準備中です。

2020/07/12 20:12



糸を紡ぐところから織り上げるまでの工程が、全て手作業によって行われる ”カディ”。
今では、糸を紡ぐ工程にミルを導入して作られる ”カディ” もありますが、本来は
全て一から人の手によって作られるのが、”カディ” なのです。

そのため、機械によって作られた生地とは肌触りも着心地も、全く違います。

手作業ならではの ”不均等さ” が、却って独特の風合いと強度を生み出し、夏は涼しく、
冬は暖かく、カディはコットンでも通年使える優れものなのです。

インドにいる間に、カディ専門の生地屋さんに行っては生地を買い、自分の好きなデザインで
よく洋服を仕立ててもらいました。


manishanishaのオリジナル・カディ製品をお願いしているグジャラートのカディ屋さんに
個人的にオーダーした、オーガニック・カディの草木染の生地では、ワンピースをテーラーで
仕立ててもらいました。

何とも言えないむらのある光沢感の美しい染色に、その安心する着心地の良さといったら!
カディでも、オーガニックか非オーガニックかで、その質の差は大きいです。

カディにもコットン、シルク、ウール、リネン、と素材がいろいろありますが、また更に
通常の生地と同じように、様々な染色方法や刺繍も施されます。
ブロックプリント、イカット、カラムカリと挙げだすと色々ありますが、
中でも私が好んで良く買っていたカディの生地は、イカットとカラムカリ。

日本の絣に共通したものもあるイカットは、初めて見た時から、
「これは着物にいいはず!」
と、確信していたので、生地を買って自分で手縫いで浴衣を仕立てました。

思った通り、和服にしても違和感がなく、そして程よいインパクトを与えてくれる
インド・イカット。特にこの生地は薄くて柔らかく、本当に気持ちがいいです。

浴衣プロジェクトの第2弾は、カラムカリ。

生地を選ぶのに迷いに迷って、絞ったのがこの2つ。

赤い方では浴衣を仕立て、残りの生地ではワンピースをプネのデザイナーに
オーダーしました。


緑の方でも浴衣を仕立てようと思っています。

カラムカリの方は、日本にありそうでない柄なので、いい意味で個性が強く、
私はとても好きです。


カルカッタで買ってきた、カディ・コットンサリーと、プネのカディ屋さんでやっと
見つけた、このサリーに合う生地で、サリーの仕立ても同じデザイナーにお願いしました。

が、頼んでから間もなくこのコロナ問題が勃発・・・。
いつになったら着れる日が来るのでしょうか・・・。

グジャラートの業者さんは動いているようなので、現在、新商品を開発の制作に取り掛かって
いますので、みなさま、気長にお待ちいただけると幸いです☆

少しずつ、カディの洋服も作っていきたいと思っています。